お金の起源:紀元前7世紀の古代メソポタミアとリディア
お金(貨幣)の歴史は、紀元前7世紀ごろにさかのぼります。当時、古代メソポタミアと、現在のトルコ西部に位置していたリディア王国で、お金が初めて使われ始めたとされています。
世界最古の鋳造貨幣を発行したリディア
特にリディア王国は、世界で最初の「鋳造貨幣」を発行したことで知られています。金と銀の天然合金であるエレクトロンで作られたこの硬貨には、王の紋章などが刻まれていました。あらかじめ価値と重さが保証された硬貨のおかげで、取引のたびに金属を量る手間がなくなり、商業活動が大きく発展しました。
メソポタミアにおける銀を使った取引
一方、メソポタミアでは、「シェケル」と呼ばれる重量単位をもとに、銀をお金として扱う仕組みが広まっていました。銀の塊を重さで測って支払いに用いるこの方法は、後の貨幣経済の基礎となったと考えられています。
お金が登場する前の交換手段
貨幣が生まれる以前は、物々交換や、家畜・穀物といった実物貨幣が取引に使われていました。しかし、これらの方法には価値の基準が曖昧だったり、持ち運びや保存が難しかったりという課題がありました。そこで、誰もが価値を認めやすく、分割や保管もしやすい金属貨幣が誕生したのです。
まとめ
お金は紀元前7世紀、古代メソポタミアとリディア(現在のトルコ)でその歴史をスタートさせました。以来、お金は時代とともに形を変えながら世界各地へ広がり、現代社会に欠かせない存在へと進化していきました。