古代の歴史

100年前の服装はどのようなものだった?1920年代ファッションの特徴を徹底解説

100年前、すなわち1920年代は、ファッションが大きく変革した時代でした。第一次世界大戦後の社会的変化とともに、それまでの伝統的で堅苦しい服装から、自由で個性的なスタイルへと移行していきました。ここでは、1920年代における男女それぞれのファッションの特徴をご紹介します。

女性のファッション

「ロアリング・トゥエンティーズ」の装い

1920年代は、ヴィクトリア朝やエドワード朝時代のコルセットによるシルエットから劇的に転換した時代です。女性たちは新しい自由を求め、従来の性別役割への抵抗として「フラッパー」スタイルを採用しました。フラッパードレスは、低いウエストライン、膝上の短い裾、ゆったりとしたボックス型のシルエット、そして精巧なビーズ刺繍や装飾が大きな特徴です。

デイドレス(昼間のワンピース)

昼間のファッションには、ピーターパンカラーのシャツワンピース、流れるようなスカートが付いたエンパイアウエストのドレス、ラップアラウンドタイプのワンピースなどがありました。また、プリーツスカートやチュニックにブラウスを合わせるスタイルも人気を集めていました。

イブニングウェア(夜の正装)

イブニングガウンは非常に華やかで、シルクやサテンなどの高級素材で作られることが多くありました。ローウエストのデザインに、精巧なビーズワークや繊細なレースのディテールが施された優雅な一品でした。

小物・アクセサリー

クロッシュハット、長い真珠のネックレス、アール・デコ様式のジュエリー、Tストラップシューズなどが、当時の女性に欠かせないファッションアイテムでした。

男性のファッション

スリーピーススーツ

仕立ての良い3つ揃いのスーツは、1920年代の男性ファッションの定番でした。ジャケットはシングルまたはダブルブレストで、ピークラペルと肩パッドが施されたデザインが主流でした。

ズボン

ズボンは一般的にハイウエストでストレートタイプのものが多く、1920年代の終わり頃にはワイドシルエットが流行しました。

シャツとネクタイ

白いドレスシャツには、無地のほか、大胆なストライプや柄が入ったネクタイが合わせられました。また、取り外し可能なカラー(襟)もこの時代ならではの人気アイテムでした。

オーバーコート

オーバーコートは丈が長く、ウールやツイード素材で作られることが多く、毛皮の襟が加わることで一層の高級感を演出していました。

小物・アクセサリー

男性のアクセサリーとしては、フェドラ帽やボウラー帽、ポケットチーフ、革製のドレスシューズなどが定番でした。

まとめ

1920年代のファッションは、文化的な変革の時代であり、社会の慣習への反発、そして新たに手に入れた自由と自己表現の喜びを映し出していました。この時代に生まれたスタイルの数々は、現代のファッションにも今なお大きな影響を与え続けています。