歴史の時代を語るとき、「18世紀」という言葉がどの期間を指すのか、混乱することはありませんか。結論から言えば、私たちが通常「18世紀」と呼ぶのは西暦(紀元後)1701年1月1日から1800年12月31日までの100年間です。この時代は、啓蒙思想や産業革命の胎動が見られた近世~近代への移行期にあたります。
なぜ「18世紀」は紀元後を指すのか
単に「18世紀」と言った場合、特別な断り書きがなければ、それは現代につながる西暦(紀元後)の18番目の世紀、すなわち1701年から1800年までを意味するのが一般的です。この時期はヨーロッパでは絶対王政の頂点から市民革命へと向かう転換期であり、日本では江戸時代の中期に相当します。
紀元前の時代を表す場合はどうする?
一方、紀元前に存在した同じ順番の世紀について述べたいときは、「紀元前18世紀」と明確に表記する必要があります。紀元前18世紀とは、紀元前1800年から紀元前1701年までの期間を指し、ハンムラビ法典で知られるバビロニアが繁栄した時代として有名です。
世紀の数え方で注意すべきポイント
西暦には「0年」が存在しないため、紀元前と紀元後では世紀の進み方が逆になる点にも注意しましょう。紀元後は時間が経つほど数字が大きくなりますが、紀元前は過去にさかのぼるほど数字が大きくなります。そのため、「18世紀」という同じ言葉でも、紀元前と紀元後ではまったく異なる時代を指すことになります。曖昧さを避けるためにも、「紀元前」「紀元後(西暦)」の別を明示して表現することが大切です。