『ローマの裏社会』では、ローマ社会のさまざまな側面における暮らしぶりをご紹介してきましたが、今回は古代ローマ人の日常がどのようなものだったのか、さらに深く知っていただくための特集をお届けします。今週の「考古学アジェンダ」では、考古学の専門家が監修したバーチャル展示会から、スペイン各地に点在するローマ遺跡まで、幅広いスポットをご提案します。さあ、古代ローマの世界へ足を踏み入れてみませんか?
Romanorum Vita(バレンシア、7月22日~9月9日)
この巡回展示会では、帝政ローマ真っただ中の西暦79年、ローマ人の日常に没入できるさまざまな要素が揃っています。舞台装置や映像投影、音響、さらには再現された香りまで、専門家によって丹念に作り上げられた内容です。監修には考古学者であり大学教授のホアキン・ルイス・デ・アルブーロ氏が参加。同氏は「考古学と歴史」誌の協力者であり、第2号『ローマの裏社会』にてポンペイにおける性と売春をテーマにした記事を執筆したことでも知られています。展示会の詳しい様子は、解説動画でもご覧いただけます。

コンプルトゥム(アルカラ・デ・エナーレス)
アルカラ・デ・エナーレスに位置するローマ都市コンプルトゥムでは、フォルム(公共広場)記念建造物群を見学できます。市場や浴場、市民バシリカの遺構などが、当時の都市の姿を今に伝えています。また、旧コンプルトゥムの郊外にあった、都市貴族の若者のための余暇・教育施設「ヒッポリュトスの家」も見どころのひとつです。マドリード市内に足を延ばすなら、入場無料の州立考古学博物館もお見逃しなく。

セゴブリガ(クエンカ県サエリセス)
セゴブリガは「保存状態が最も良いローマ都市のひとつ」として知られています。クエンカ県サエリセスにあるこの遺跡では、豊富な考古学遺構を目にしながら、当時のムニキピウム(自治都市)としての姿を思い描くことができます。併設の解説センターでは、遺跡に関する詳細な情報を学ぶことも可能です。
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