考古学的発見

1957年の100ドル銀証券の価値はいくら?実は存在しないその理由を解説

「1957年の100ドル銀証券(シルバー・サーティフィケート)」という紙幣は、米国政府によって発行されたことが一度もありません。したがって、市場での評価額というものは存在せず、実在しない紙幣を求めても価値を見出すことはできません。

銀証券の最高額面は10ドル

米国が歴史上発行した銀証券の最高額面は10ドルです。最後に発行されたのは1934年で、第二次世界大戦中に北アフリカ戦線向けとして緊急発行された「1934A」シリーズのイエローシール(黄色印章)版がよく知られています。100ドルや50ドルといった高額面の銀証券は、過去を含めて一切発行されていません。

1957年に発行された銀証券は1ドル札のみ

1957年シリーズとして実際に発行された銀証券は、1ドル紙幣のみです。青色の印章(ブルーシール)と「SILVER CERTIFICATE」の表記が特徴で、表面にはジョージ・ワシントンの肖像が描かれています。

1957年、1957A、1957Bの3つのシリーズが存在しますが、いずれも大量に印刷されたため、現在のコレクターズ市場でも比較的容易に入手できる紙幣です。

「1957年の100ドル銀証券」を持っている場合は要注意

もし手元にそのような紙幣があるとすれば、次のような可能性が考えられます。

  • 偽造品: 後から作られた模造品である可能性があります。
  • 改造紙幣: 本物の紙幣の額面数字や文字が改ざんされているケースです。
  • 見間違い: 連邦準備券など別の種類の紙幣と混同している可能性もあります。

真贋や価値を確かめたい場合は、PCGSやPMGといった第三者鑑定機関、あるいは信頼できる紙幣ディーラーに相談することをおすすめします。

参考:実在する1957年1ドル銀証券のおおよその価値

比較のために、実際に存在する1957年1ドル銀証券の相場感をご紹介します。

  • 流通品:おおよそ1.25〜3ドル程度
  • 未使用品:5〜15ドル程度
  • スターノート(記番号に*印付き):状態によってさらに高値になることも

つまり、たとえ1957年の銀証券をお持ちだとしても、それが1ドル札であれば高額な価値は期待できません。ただし、銀本位制の時代を今に伝える米国紙幣史の貴重な一枚として、歴史的な趣味性は十分に楽しめるでしょう。