1852年に発行されたアメリカ合衆国の1ドル金貨は、ジェームズ・B・ロングレイカー(James B. Longacre)による「リバティヘッド」デザインが採用された、歴史的価値の高いコインです。ここでは、その表面・裏面のデザインから、素材や寸法などの基本仕様まで詳しくご紹介します。
表面(オモテ)のデザイン
- デザイン: リバティヘッド(Liberty Head)
- デザイナー: ジェームズ・B・ロングレイカー
表面には、左向きのリバティ(自由の女神)の胸像が描かれています。長く流れるような髪にフリジア帽をかぶり、光輝ある冠を着けた姿が特徴的です。頭上には「LIBERTY」の文字が刻まれ、胸像の下には発行年の「1852」という年号が配されています。
裏面(ウラ)のデザイン
- デザイン: イーグル(鷲)
- デザイナー: ジェームズ・B・ロングレイカー
裏面には、翼を大きく広げた紋章風のイーグル(白頭鷲)が描かれ、枝の上にとまっています。右の爪にはオリーブの枝を、左の爪には3本の矢をつかんでおり、平和と防衛の象徴を表現しています。コインの上部外周には「UNITED STATES OF AMERICA」の文字が、イーグルの下方には額面を示す「ONE DOLLAR」の文字が刻まれています。
エッジ(縁)の加工
- 加工: リード(ギザギザ模様)
コインの縁にはリーディングと呼ばれるギザギザの溝が施されており、その数は134本です。当時は貴金属の削り取りを防ぐ目的で、このような加工が一般的に行われていました。
素材と基本仕様
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 素材 | 金(Gold) |
| 品位(純度) | .900(90%の金含有率) |
| 重量 | 1.672グラム |
| 直径 | 15ミリメートル |
| 厚さ | 1.2ミリメートル |
1852年1ドル金貨は、90%の金を含む合金で造られており、わずか1.672グラムという軽量さと、直径15ミリメートルという小さなサイズが大きな特徴です。アメリカ史上最小クラスのコインとして知られ、収集家の間でも人気の高い一品となっています。