アメリカの1ドル銀貨の中でも根強い人気を誇る1934年銘。コインカタログサイト「Numista」の情報によると、その価値は保存状態(グレード)によって大きく異なり、状態の良い未使用品では2,000ドルを超える評価がつくこともあります。
なお、公式な「アメリカン・イーグル銀貨」の発行は1986年から始まっているため、1934年銘として取引されているのは、当時実際に鋳造されていた1ドル銀貨「ピースダラー」である可能性が高い点にはご注意ください。
1934年銀貨のグレード別価値一覧
以下は、Numistaに掲載されているグレード別の参考価格です。
| グレード | 参考価格(米ドル) |
|---|---|
| 未使用(Uncirculated) | 989〜2,119ドル |
| 準未使用(About Uncirculated) | 900〜1,978ドル |
| 極美品(Extremely Fine) | 790〜1,756ドル |
| 美品(Very Fine) | 700〜1,580ドル |
| 良品(Fine) | 650〜1,449ドル |
| 並品(Very Good) | 549〜1,223ドル |
| 下品(Good) | 449〜998ドル |
| 劣品(Fair) | 299〜665ドル |
| 傷品(Poor) | 225〜499ドル |
※上記は参考相場です。実際の取引価格は市場の需給や為替レートによって変動します(1ドル=150円換算では、未使用品でおよそ15万〜32万円相当)。
グレード(保存状態)の目安
- 未使用(Uncirculated):一度も流通しておらず、鋳造時の輝きをほぼ完全に残す状態。
- 準未使用(About Uncirculated):ごく軽い使用痕があるものの、ほぼ完璧に近い状態。
- 極美品(Extremely Fine):軽い摩耗はあるものの、細部までしっかりと残る美品。
- 美品(Very Fine):中程度の摩耗が見られるが、全体の印象は良好な状態。
- 良品(Fine):摩耗が目立つものの、主要なデザインははっきりと判別できる。
- 並品(Very Good):摩耗が進んでいるが、図案全体は確認できる水準。
- 下品(Good):大きく摩耗し、細部の多くが失われた状態。
- 劣品(Fair):デザインの一部がかろうじて判別できる程度。
- 傷品(Poor):著しく損傷しており、鑑定・評価が難しい状態。
価値を左右する主なポイント
1934年は、ピースダラーの中でも発行枚数が約100万〜350万枚と少ない年であり、希少性の高さが価格を押し上げています。特にサンフランシスコ造幣局製の「1934-S」は人気が高く、同じグレードでもミントマークの種類によって評価額が大きく変わります。
また、銀地金としての価値(スポット価格)も価格を下支えする要因となるため、貴金属市場の動向にも注目しておくとよいでしょう。
売却や購入を検討する際は、信頼できるコインディーラーや、PCGS・NGCといった専門鑑定機関による評価を受けることで、より正確な価格を把握できます。