考古学的発見

1879年アメリカ1ドル硬貨の価値はいくら?モーガンドルの相場と見分け方を解説

「1879年にアメリカで1ドル硬貨は発行されていない」という情報を目にすることがありますが、これは誤りです。実際には、1879年には有名なモーガン1ドル銀貨(モーガンダラー)が大量に鋳造されており、現在でもコレクターズ市場でしっかりと取引されています。この記事では、1879年製1ドル銀貨の価値の目安と、価値を左右するポイントをわかりやすく解説します。

1879年の1ドル銀貨「モーガンドル」の価値の目安

1879年は、彫刻家ジョージ・T・モーガンがデザインしたモーガンドルが発行されていた時期にあたります。主な鋳造地と発行枚数は以下のとおりです。

  • フィラデルフィア造幣局(刻印なし):約1,480万枚
  • サンフランシスコ造幣局(S):約900万枚
  • カーソンシティ造幣局(CC):約75.6万枚

流通していた一般的な状態の1879年モーガンドルの相場は、おおよそ40〜100米ドル(約6,000〜15,000円)程度です。ただし、為替や市場の需給によって変動するほか、未使用に近い美品や希少なミントマークを持つものは、これを大きく上回る価格がつくこともあります。

特に価値が高い「CC(カーソンシティ)」銘

ミントマークは硬貨の背面、ワシ(鷲)の尾羽の下あたりに小さく刻まれています。「CC」と刻印されているものは発行枚数が少なく人気が高いため、状態次第では数百ドル〜数千ドル(数万円〜数十万円以上)になることも珍しくありません。手元の硬貨を確認する際は、まずこの刻印の有無をチェックしましょう。

価値を左右する主な要素

  • 保存状態(グレード):擦れや傷が少ないほど高く評価されます。PCGSやNGCといった専門鑑定機関のグレードがついていると、売買の際に信頼性が高まります。
  • ミントマーク:CC銘は特に希少性が高く、高額になりやすい傾向があります。
  • トーン(色づき):自然に育った美しい虹色の変色は、コレクターから好まれることがあります。無理に磨くと価値を下げるので注意が必要です。

1879年に発行されたその他のアメリカ硬貨

参考までに、1879年には以下の額面の硬貨も発行されています。

  • ハーフダラー(50セント):シーテッド・リバティ
  • クォーターダラー(25セント):シーテッド・リバティ
  • ダイム(10セント):シーテッド・リバティ
  • ファイブセント(5セント):シールドニッケル
  • ワンセント(1セント):インディアンヘッド

また、貿易用のトレードダラーについても触れておきます。1879年以降、一般流通用のトレードダラーは製造されず、プルーフ(鏡面仕上げの収集家用)のみが鋳造されました。そのため、市販品として存在する1879年製トレードダラーは極めて稀で、本物であれば非常に高い価値を持ちます。

まとめ:手持ちの硬貨を正しく評価しよう

1879年のアメリカ1ドル銀貨は確かに存在しており、一般的なもので数千円程度、ミントマークや保存状態によっては数万円以上の価値が期待できます。まずは裏面のミントマークと全体のコンディションを確認し、価値がありそうだと感じたら、信頼できるコイン業者や鑑定機関に査定を依頼するのがおすすめです。