考古学的発見

探検家ラ・サールは何を発見した?五大湖からメキシコ湾までの偉業

ルネ=ロベール・カヴリエ・シュール・ド・ラ・サール(René-Robert Cavelier, Sieur de La Salle、1643年〜1687年)は、17世紀に北アメリカ大陸を広く探検したフランスの探検家です。彼の旅は、現在のカナダ東部からアメリカ中西部、さらにメキシコ湾岸にまで及びました。

五大湖地域の探検

ラ・サールはまず五大湖(Great Lakes)地域の探検を行い、この世界最大級の淡水湖群をヨーロッパ社会に広く知らせることに貢献しました。オンタリオ湖やエリー湖周辺を旅しながら、先住民との交易網の構築にも深く関わりました。

オハイオ川の発見

1669年頃、ラ・サールはミシシッピ川最大の支流であるオハイオ川に到達したとされています。この発見により、北米内陸部の広大な水系に関するヨーロッパ人の理解が大きく前進しました。

メキシコ湾への到達と「ルイジアナ」の誕生

1682年、ラ・サールはミシシッピ川を下り、ついにメキシコ湾へ到達しました。湾を航行する中で、彼はその一帯の土地をすべてフランス王の領土として宣言しました。この広大な地域は、当時のフランス国王ルイ14世にちなんで「ルイジアナ(Louisiane)」と呼ばれるようになりました。

後世への影響

ラ・サールの探検は、フランスによる北米内陸部進出の基盤となり、後にニューオーリンズが建設されるなど、フランス領ルイジアナとして発展していきました。彼自身は1687年、テキサスでの植民地遠征の途中で部下の手により命を落としましたが、その業績は北米の歴史に確かな足跡を残しています。