ベンジャミン・ホルトは最初のブルドーザーを発明していない
よくある誤解ですが、ベンジャミン・ホルト(Benjamin Holt)は最初のブルドーザーを発明していません。ホルトは建設機械の歴史において重要な先駆者の一人ですが、現在のような土砂を押し出す刃板を備えた「ブルドーザー」そのものの発明者ではないのです。
最初のブルドーザーは1923年に誕生
史上初のブルドーザーは、1923年にアメリカ・ワシントン州スポケーン(Spokane, Washington)でジム・カミングス(Jim Cummings)によって発明されたとされています。彼が考案した装置は、トラクターに取り付けて土砂や瓦礫を押しのけるためのものであり、これが今日私たちが知るブルドーザーの原型となりました。
ベンジャミン・ホルトの実際の功績
では、ベンジャミン・ホルトはどのような人物だったのでしょうか。彼はカリフォルニア州ストックトンでホルト製造会社(Holt Manufacturing Company)を率い、1900年代初頭にクローラー(キャタピラ)式トラクターの実用化に成功しました。この装軌技術は、軟弱な地盤でも車両が安定して走行できるようにする画期的なもので、農業機械や軍用車両など幅広い分野に応用されました。
後にこの技術はキャタピラー(Caterpillar)社の基礎となり、世界の重機産業を支える柱へと発展していきます。
まとめ
つまり、ベンジャミン・ホルトはブルドーザーそのものの発明者ではありませんが、ブルドーザーをはじめとする建設機械の基盤となるクローラー技術の発展に多大な貢献を果たした人物だと言えます。最初のブルドーザーを発明したのは、1923年のジム・カミングスであるというのが歴史的事実です。