考古学的発見

1934年発行のハワイ20ドル銀券の価値はいくら?存在しない理由と価値相場を解説

結論:1934年Aシリーズにハワイ発行の20ドル銀券は存在しない

「1934年にハワイで発行された20ドル銀券(silver certificate)の価値はいくらなのか」という質問は多く見られますが、まず押さえておきたい重要な事実があります。それは、1934年Aシリーズ(1934A)において、ハワイ発行の20ドル銀券は存在しないという点です。

1934年シリーズの20ドル銀券はすべて、ワシントンD.C.地区から発行されています。したがって、「ハワイ産の1934年20ドル銀券」を探しても、本来は見つからないことになります。

ハワイ発行紙幣と誤解されやすい理由

第二次世界大戦中、真珠湾攻撃後のハワイでは、万が一日本軍に占領された場合に備えて、特別な緊急紙幣が発行されました。これらには主に以下の種類があります。

  • 1ドル銀券(1935A):表面に「HAWAII」のオーバープリントが入ったもの
  • 5ドル・10ドル・20ドル連邦準備券(1934・1934A):茶色の財務省印と「HAWAII」の表記が入ったもの

つまり、1934年の20ドル札で「HAWAII」の文字があるものは、銀券ではなく連邦準備券(Federal Reserve Note)です。この点が混同されやすい大きな原因となっています。

それぞれのおおよその価値

通常の1934年シリーズ20ドル銀券は、流通品であれば額面価格前後から数十ドル程度、未使用に近い美品ではさらに高く評価されます。

一方、茶色の財務省印を持つハワイ緊急発行の20ドル連邦準備券は、歴史的背景からコレクター人気が高く、保存状態によっては数百ドル以上の価値がつくこともあります。ただし、正確な査定は紙幣の保存状態(グレード)、シリアル番号の珍しさ、専門機関による鑑定結果によって大きく変動します。

まとめ

1934年Aシリーズの20ドル銀券にハワイ発行のものは存在せず、すべてワシントンD.C.地区からの発行です。「HAWAII」の表記がある1934年の20ドル札は連邦準備券であり、こちらの方が収集価値が高い傾向にあります。お手持ちの紙幣が銀券か連邦準備券か、そして状態がどの程度かを確認したうえで、必要であれば専門業者や鑑定機関に相談することをおすすめします。