金の大部分は海に溶けている
「世界の金はどこで見つかるのか?」——この問いに対する答えは、実は海水の中です。
地殻における金の平均濃度はわずか0.00004ppm(百万分率)しかありません。ところが、海水には推定で0.01〜0.02ppmもの金が含まれており、地殻と比べて数百倍も濃縮されているのです。
地球の金の99%以上が海洋に存在
この数値を地球全体に当てはめて計算すると、地球上に存在する金の99%以上(保守的に見積もっても)が海水中に溶け込んでいることになります。つまり、陸上の鉱山から採掘される金は、地球全体の金のごく一部にすぎないのです。
もちろん、海水1リットルあたりに含まれる金の量は極めて微量であり、現状の技術では採算の取れる回収は困難とされています。それでも、「地球の金の大半は海にある」という事実は、資源のあり方を考えるうえで非常に興味深い知識といえるでしょう。