エジプトには約120基ものピラミッドが存在すると言われており、その多くはナイル川西岸に点在しています。本記事では、代表的なピラミッド群がそれぞれどこにあるのか、その特徴とあわせてご紹介します。
ギザ:世界三大ピラミッドがそびえる観光の中心地
ギザのピラミッド群は、エジプトの首都カイロの郊外に位置しています。ここには世界最大級の3つのピラミッドが立ち並んでいます。
- クフ王の大ピラミッド:古代世界七不思議で唯一現存する、高さ約139mの巨大ピラミッド
- カフラー王のピラミッド:大ピラミッドに次ぐ規模を誇り、頂上部に化粧石が残る
- メンカウラー王のピラミッド:三大ピラミッドの中では最も小さい
ギザは観光拠点として最もアクセスしやすく、有名な「スフィンクス」もこの一帯にあります。
サッカラ:世界最古のピラミッドがある場所
サッカラのピラミッド群は、カイロから南へ約30キロメートルの場所にあります。ここにあるジェセル王の階段ピラミッドは、現存する世界最古のピラミッドとして知られています。石造りの大規模建築としては人類史上初のものであり、エジプト建築史における重要な転換点となりました。
ダハシュール:屈折ピラミッドと赤いピラミッド
ダハシュールのピラミッド群は、サッカラから南へ約15キロメートルに位置しています。見どころは以下の2つです。
- 屈折ピラミッド:建設途中で角度が変更されたため、独特な曲線的な外観を持つ
- 赤いピラミッド:真の角錐型として完成した最初のピラミッドとされ、内部にも入場可能
メイドゥーム:未完成のピラミッド
メイドゥームのピラミッド群は、カイロから南へ約100キロメートルの場所にあります。ここにあるメイドゥーム・ピラミッドは未完成のまま放棄されたもので、第4王朝のファラオであるスネフェル王のために建設されたと考えられています。現在は塔のような姿が残り、その特異な形状から「崩れたピラミッド」とも呼ばれています。
アブシール:第5王朝の王たちの necropolis
アブシールのピラミッド群は、サッカラから北へ約25キロメートルに位置しています。第5王朝時代に建造された複数のピラミッドがあり、特にニウセルレ王のピラミッドやサフラー王のピラミッドが有名です。比較的訪問者が少なく、静かに遺跡を巡りたい方におすすめのエリアです。
まとめ
エジプトの主要なピラミッドは、カイロ周辺からナイル川沿いに南へ広がる地域に集中しています。世界的に有名なギザをはじめ、歴史的価値の高いサッカラやダハシュールなど、それぞれのピラミッド群に独自の魅力があります。エジプト旅行を計画する際は、ぜひこれらの場所を参考にして、自分に合った観光ルートを組み立ててみてください。