
シャルル10世(Charles X、1757年10月9日 – 1836年11月6日)は、フランス復古王政期の国王です。ブルボン家出身の君主で、ルイ16世およびルイ18世の弟にあたります。
フランス革命と亡命
1789年のフランス革命勃発時、彼はアルトワ伯爵の身分にあり、王族の中でも最も早く国外へ亡命した人物の一人となりました。
即位と絶対主義政治
1824年に王位に就いたシャルル10世は、徹底した絶対主義者の立場を貫き、ヴィレールを首相に起用しました。しかしヴィレールの権威主義的な政策は、かえって反政府運動を強める結果となります。この反対勢力は、マルティニャック率いる比較的自由主義的な内閣(1828年–1829年)の時代にさらに勢いを増していきました。
サン・クルー勅令と七月革命
反対派の拡大を食い止めようとした国王は、ポリニャック公爵を首相に任命しました。ところがポリニャック内閣は代議院に拒否され、議会は解散させられます。その後に行われた総選挙では、野党が過半数を獲得する結果となりました。
これに対抗したシャルル10世は、1830年7月25日に「サン・クルー勅令」を発布します。この勅令こそが1830年七月革命の直接の引き金となり、革命の勃発によって王位を追われたシャルル10世は、ついに退位へと追い込まれました。
アルジェリア征服の開始
なお、シャルル10世の治世中には1830年にアルジェリア征服が開始されており、これはその後のフランスによる北アフリカ支配の出発点となりました。
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