歴史上の人物

フィリップ・アントワーヌ・メルラン ― 通称「ドゥエーのメルラン」(1754年〜1838年)

フィリップ・アントワーヌ・メルラン ― 通称「ドゥエーのメルラン」(1754年〜1838年)

三部会から国民公会へ ― 革命期を駆け抜けた法律家

三部会に選出された後、立法議会および国民公会の議員として活躍し、立法委員会では精力的な活動ぶりを見せました。数々の法案の起草に関わったことでも知られています。

テルミドール反動と総裁政府の設計者

彼はテルミドール反動の中心人物の一人であり、その後成立した総裁政府の体制づくりにも深く関与しました。自らも総裁職に就き、さらに長老院の議員として政治運営を支えました。

ナポレオンによる抜擢

ナポレオンは、優れた法学者としての彼の才能を高く評価していました。そのため、第一帝政のもとで破毀院検事総長、国務参事官に任じられ、さらには帝国伯爵にも列せられました。

王党派の復讐と亡命、そして帰国

しかし1815年の王政復古の際、かつてルイ16世の死刑に賛成票を投じていたことが仇となり、国外への亡命を余儀なくされました。その後、シャルル10世の治世下になってようやく祖国への帰還を果たしています。