アラゴン王フェルディナンド2世の生涯
アラゴン王フェルディナンド2世(1452年~1516年)は、「カトリック王」の称号で知られる、スペイン史上最も重要な君主の一人です。カスティーリャ地方に生まれた彼は、1461年に父王によって後継者に指名され、1468年、成人に達すると同時にシチリア王位を継承しました。
イサベルとの結婚と両王国の統合
1469年、フェルディナンドはカスティーリャのイサベル(後のイサベル1世)と結婚しました。この結婚によってカスティーリャとアラゴンの二つの王国が結びつき、後のスペイン王国の基礎が築かれることになります。
王権の強化
フェルディナンドは、軍事修道団への統制を確立し、有力貴族を服従させることで王権を強化しました。これにより、それまで分裂傾向にあった王国の支配体制は大きく安定することとなります。
異端審問所の創設とグラナダ征服
さらに彼は、新たな異端審問所を創設して国内の宗教的統一を図り、1492年にはグラナダ王国を征服しました。これにより、イベリア半島におけるイスラム勢力の支配は約700年の歴史に幕を下ろします。こうした功績を評価され、ローマ教皇アレクサンデル6世から「カトリック王(ロス・レイエス・カトリコス)」の称号を授かりました。
死後の遺産
1516年に死去したフェルディナンドの後、アラゴン王国は孫にあたるカール5世(スペイン名ではカルロス1世)が継承しました。彼が築いた基盤は、のちに世界帝国へと発展するスペイン・ハプスブルク朝の礎となったのです。
基本情報
生没年:1452年~1516年
身分:国王