「1962年に発行されたアメリカの2ドル紙幣は今いくらの価値があるのか」という質問をよく見かけますが、結論からお伝えすると、1962年発行の2ドル紙幣は存在しません。
現在よく目にする緑色の印章が特徴的な2ドル紙幣(連邦準備券)は、1976年のアメリカ建国200周年を記念して再発行されたものが最初です。したがって、1962年という発行年が入った2ドル紙幣は公式には存在せず、手元にある場合は年号の誤認、模造品、あるいは非公式に印刷されたファンタジーノートである可能性が高いといえます。
1976年以前にも2ドル紙幣は発行されていた?
厳密に言えば、アメリカでは1862年以降、「合衆国政府紙幣(United States Note)」として2ドル紙幣が断続的に発行されてきました。1960年代に近い年代のものとしては、赤い印章が目印となる以下のシリーズがあります。
- 1953年シリーズ(A〜C版)
- 1963年シリーズ(A版)
つまり1960年前後の2ドル紙幣自体は実在しますが、「1962年」の発行年号を持つものはありません。所有している紙幣の年号をもう一度確認してみましょう。
関連する2ドル紙幣のおおよその価値
手元にあるのが1953年・1963年シリーズの2ドル政府紙幣、あるいは1976年以降の2ドル連邦準備券であれば、一般的な流通品の価値は額面の2ドル前後〜数ドル程度にとどまります。これらは発行枚数が多く、コレクター市場でも比較的容易に入手できるためです。
ただし、次のような条件に当てはまる場合はプレミアムが付くことがあります。
- 未使用(UNC)に近い美しい状態である
- スターノート(番号末尾に★印のある交換紙幣)である
- ゾロ目やライダー番号など珍しい番号が入っている
- 発行枚数の少ない連邦準備銀行の刻印がある
まとめ
1962年発行の2ドル紙幣は存在しないため、その価値を査定することはできません。まずは手持ちの紙幣の発行年と印章の色(緑=連邦準備券、赤=政府紙幣)を確認し、価値が気になる場合は信頼できる貨幣商や専門鑑定機関に相談するのが確実です。