1982年ジョージ・ワシントン生誕250周年記念ハーフダラーとは?
1982年ジョージ・ワシントン生誕250周年記念ハーフダラーは、アメリカ合衆国造幣局が1982年に発行した法定通貨としての記念銀貨です。アメリカ合衆国初代大統領ジョージ・ワシントンの生誕250周年を記念して鋳造されました。
デザインはジョン・マーカンティ(John Mercanti)氏が担当し、彫刻は当時の首席彫刻官エリザベス・ジョーンズ(Elizabeth Jones)氏が手がけています。表面にはジョージ・ワシントンの肖像が、裏面にはフィラデルフィアの独立記念館(インディペンデンス・ホール)が描かれています。
また、この記念硬貨は90%の銀を含む銀貨で、含有銀量は約0.36トロイオンスです。そのため銀地金としての価値が下支えとなり、額面の50セントを大きく上回る評価を受けます。
プルーフと未使用品の違い
この記念硬貨は、「プルーフ」と「未使用品(UNC)」という2つの仕上げで鋳造されました。
- プルーフ:サンフランシスコ造幣局で鋳造。鏡面のような深い光沢があり、細部まで精緻に打ち出されているのが特徴です。
- 未使用品:フィラデルフィア造幣局で鋳造。通常の流通貨と同様の仕上がりで、明るい艶のある輝きが特徴です。
総発行枚数は約1,466万枚で、うちプルーフが約500万枚、未使用品が約966万枚です。発行枚数自体は多いため、希少性の高い記念硬貨ではありません。
価値を左右する3つの要素
- 状態(コンディション):傷や変色、指紋などが少ないほど高く評価されます。
- プルーフか未使用品か:一般に、精緻な仕上がりのプルーフの方が収集家からの人気が高く、未使用品より高い価格がつきます。
- オリジナルカプセルの有無:元のプラスチックカプセルに入ったままのものは保存状態が良いと見なされ、取り出されたものより高値になります。
カプセルなしの場合の価値目安
本題である「オリジナルのプラスチックカプセルに入っていない場合」の価値は、おおよそ以下の通りです。
- プルーフ:約15〜20ドル
- 未使用品:約5〜10ドル
比較:カプセルありの場合の価値目安
- プルーフ:約20〜25ドル
- 未使用品:約10〜15ドル
このように、カプセルの有無によって価値は数ドル程度上乗せされます。カプセルに入れたまま保管することで、傷や酸化による劣化を防げるためです。逆に言えば、すでにカプセルから取り出してしまった硬貨でも、丁寧に保管されていれば十分な価値が期待できます。
まとめ
1982年ジョージ・ワシントン生誕250周年記念ハーフダラーは、発行枚数が多く希少性こそ高くないものの、90%銀貨であることから額面を大きく上回る価値を持つ記念硬貨です。カプセルなしの場合でも、プルーフなら15〜20ドル前後、未使用品なら5〜10ドル前後が目安となります。売却を検討している場合は、銀地金としての時価も加味されるため、信頼できるコインディーラーや買取業者に査定を依頼するのがおすすめです。