バハマの国章は、この国の歴史・自然・未来への希望をひとつの紋章に凝縮したデザインです。ここでは、1970年前後に定められたバハマの国章の構成要素を、パートごとに分かりやすくご紹介します。
国章の中央部の意匠
盾の中央には、バハマを象徴する三つの重要なモチーフが描かれています。
- ピンク色のホラガイ(巻貝):バハマ周辺の海に生息し、同国を代表する海産物として知られています。
- クリストファー・コロンブスの船:1492年にコロンブスがバハマに到達したという歴史的出来事を記念する意匠です。
- ロイヤルパーム(王様ヤシ):島々に繁る豊かな自然と熱帯の風土を表しています。
盾(シールド)の構成
盾の部分には、国の未来と歴史への敬意が込められています。
- 輝く太陽:国の明るい未来と希望を象徴しています。
- 太陽の上の意匠:先住民であるアラワク族インディアンを記念するシンボルが配されています。
- 最上部の兜(ヘルメット):紋章全体の頂点を飾り、格式を高める役割を果たしています。
サポーター(盾を支える動物)
盾の両側を支える二つの動物は、それぞれバハマの異なる魅力を表現しています。
- カジキ(マーリン):国の産業と富を象徴する魚です。バハマは世界有数のビッグゲームフィッシングの名所としても有名です。
- フラミンゴ:国鳥でもあるフラミンゴは、バハマの美しさと優雅さを代表する存在です。
モットー(標語)
国章の下部には、次の言葉が刻まれています。
「Forward, Upward, Onward Together(前へ、上へ、共に前進せよ)」
この標語は、国民が一致団結してより良い未来へ向かって進み続けるという、バハマの国家理念を端的に表したものです。
まとめ
バハマの国章は、海洋資源を示すホラガイやカジキ、歴史を伝えるコロンブスの船、そして自然の美しさを象徴するフラミンゴやロイヤルパームなど、多様な要素が調和したデザインとなっています。一つひとつの意匠に込められた意味を知ると、この国のアイデンティティがより深く理解できるでしょう。