薔薇戦争とは
薔薇戦争(ばらせんそう)は、1455年から1485年にかけてイングランドで起こった王朝間の内乱です。プランタジネット朝の傍系にあたるヨーク家とランカスター家が王位をめぐって約30年間争い、その結果、テューダー朝の成立へとつながりました。以下は、この重要な歴史的事件に関する選択式の練習問題と、詳細な解答・解説です。
問題
問題1
1455年から1485年にかけてイングランドで起こった王朝紛争である薔薇戦争では、どの王家同士が対立しましたか?
- オレンジ家とテューダー家
- プランタジネット家とオルレアン家
- ヨーク家とランカスター家
- ウィンザー家とハプスブルク家
- プランタジネット家とウィンザー家
問題2
薔薇戦争に直接関係している、イングランド史上の重要な紛争は次のうちどれですか?
- 十字軍
- 百年戦争
- イングランド内戦(清教徒革命)
- 英蘭戦争
- 英西戦争
問題3
15世紀のイングランドにおける王朝紛争が「薔薇戦争」と呼ばれるようになった理由は何ですか?
- ランカスター家が、武器購入の資金を得るために花の生産・販売を行っていたから
- バラが、この紛争を戦った両家の象徴だったから
- 戦争の発端が殺人事件であり、被害者のそばにバラの花束が残されていたから
- プランタジネット家の象徴がバラだったから
- 上記のいずれでもない
問題4
1485年に薔薇戦争の終結を決定づけた出来事は何ですか?
- ヘンリー・テューダーの戴冠
- ヘンリー8世によるイングランドのカトリック教会からの離脱
- エリザベス女王の戴冠
- スコットランド女王メアリーの処刑
- オリバー・クロムウェルの国家統治者への就任
解答と解説
問題1の解答:C(ヨーク家とランカスター家)
正解はCです。いずれもプランタジネット朝の血統を引くヨーク家とランカスター家は、15世紀後半を通じてイングランドの王位をめぐって争いました。この紛争の後にテューダー朝が成立し、翌世紀におけるイングランド王権の強化につながりました。
問題2の解答:B(百年戦争)
正解はBです。百年戦争(1337年〜1453年)は薔薇戦争と直接関係しています。百年戦争におけるイングランドの敗北は、ランカスター家の後継者であるヘンリー6世の治世中に起きました。そのため、国王は弱く無能であるとみなされるようになり、臣下たち、とりわけ紛争の発端の中心人物となったヨーク公リチャードによって、その統治能力が問われることになりました。
問題3の解答:B(バラが両家の象徴だったから)
正解はBです。現在ではこの説を疑問視する歴史家もいますが、伝統的には両家ともバラをシンボルとしていたとされています。ランカスター家は赤いバラ、ヨーク家は白いバラを象徴としていたことで知られています。
問題4の解答:A(ヘンリー・テューダーの戴冠)
正解はAです。1485年に行われたヘンリー・テューダーの戴冠は、歴史家たちによって、ランカスター家とヨーク家の間の約30年に及ぶ戦争を終わらせた出来事と理解されています。ヘンリー・テューダーは1480年代に支持を広げ、やがてイングランドへの侵攻を率いて自ら王位を確保し、テューダー朝を開きました。ランカスター家の血を引く新王は、自らの地位をさらに強化するため、ほどなくしてヨーク家出身のエリザベスと結婚しました。