世界で2番目に古い歴史を持つオランダ憲法は、今年で制定200周年を迎える。憲法はもっと大切にされるべきだ――なぜなら、知られざるものは愛されないからだ。そして実際、古い憲法こそが国の繁栄に貢献している。こう語るのは、憲法学の権威であるウィム・フォールマンス(Wim Voermans)教授だ。教授は『デ・ヒス(De Gids)』誌の憲法特集でこの見解を発表し、3月27日にはプラステルク大臣に同誌の一冊を手渡した。
2008年の調査によれば、大多数のオランダ人は憲法を重要だと考えている。ところが同時に、4分の3以上の人々が、その内容についてほとんど、あるいはまったく知らないと答えている。しかもオランダ人は憲法に誇りを持ってもいない。「オランダでは憲法が本当に生きていないのだ」とフォールマンス教授は、「私たちの古くて愛されない憲法」と題する論考の中で指摘する。ノルウェー人が毎年盛大に祝う憲法記念日のような行事もなく、「オランダ憲法は人々の頭の中にも、心の中にも、ますます存在感を失いつつある」。そんな折、3月29日にはハーグで憲法フェスティバルが開催され、制定200周年が祝われることになっている。
国民統合の象徴として
こうした愛情の欠如や内容への無関心は、有害な結果を招きかねないと教授は警告する。政治家たちの間で憲法意識が薄れつつあることを、教授は危惧している。「法律が憲法に抵触していないか裁判官に審査させることには消極的だし、基本的人権への批判は強まる一方だ。議会と政府の関係を定めたルールブックは、ときに知られていないか、邪魔者のように扱われている」
フォールマンス教授によれば、憲法は国民の団結と国家的達成の象徴として、もっと高く評価されるべきだという。オランダ憲法は、意見が対立しやすいこの国を、2世紀にわたって平和的にまとめ上げてきたのである。
1814年憲法の強みは、一方で今も存続する明確な国家構造――中央政府、州、基礎自治体、水管理委員会、そして独立した司法機関――を提供した点にある。他方で、憲法はすべてを固定することなく、対立する集団や運動に交渉の余地を残した。同時に、少数派の利益を守る仕組みでもあったのだ。
教授は、安定性と適応性の健全なバランスを求めている。「現行憲法はそろそろ改正の時期だ。EUがこれほど重要な存在になったのに、憲法にはEUについて一言も書かれていない。さらに2000年以降、大きな過半数を確保することが難しくなり、連立政権はますます不安定になっている。選挙制度を見直せば、政治の分断を和らげられるかもしれない」
古い憲法ほど繁栄と安定をもたらす
古い憲法を持つことは、たいてい報われる。ライデン大学とアメリカの研究チームによる最近の調査では、憲法の歴史が長い国ほど、1人当たりGDPが高く、持続的な繁栄と政治的安定を実現している可能性が高いことが示されている。多数派だけが支配する民主主義は、国家の構造や少数派の地位が十分に定着していなければ、たちまち不安定になると教授は説明する。「若い民主主義国家が急いで憲法を制定し、安定を求める投資家の呼び込みに躍起になっているのも、決して偶然ではないのだ」
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