ソロモン諸島当局が発表したところによると、同国で第二次世界大戦当時の弾薬を解除作業中に爆発が発生し、英国籍とオーストラリア国籍の火薬処理専門家2人が死亡しました。
事故は日曜日、太平洋の島嶼国ソロモン諸島の首都ホニアラで発生しました。警察によると、2人は病院に搬送されましたが、その後に死亡が確認されたといいます。
同国国内の不発弾データベースを管理するNGO「ノルウェー人民援助(NPA)」は、所属職員2人の死亡を確認しました。犠牲者は英国人のスティーブン・“ルーク”・アトキンソン氏と、オーストラリア人のトレント・リー氏です。
NPAは、事故原因の調査が行われる間、ソロモン諸島での活動を一時停止すると明らかにしました。
終戦から約80年、依然として残る戦争の遺産
この群島は、第二次世界大戦中、連合国軍と日本軍が激しい戦闘を繰り広げた戦場でした。ガダルカナル島の戦いなどで知られる地域であり、終戦後も大量の砲弾、地雷、その他の弾薬が放置されたままになっています。
NPAはソロモン諸島警察と協力し、問題の実態把握と、全国規模での弾薬回収・破壊プログラムの実施に取り組んでいます。同団体は、これらの軍用装備が安全上の重大な脅威となるだけでなく、含まれる化学物質によって環境汚染も引き起こしていると説明しています。
また、軍用弾薬は今なお「地元住民を死傷させ続けており」、一部では「破壊的な漁法(ダイナマイト漁など)に悪用される」こともあると、同NGOは指摘します。
さらに、「爆発物は都市開発の工事現場やサンゴ礁、農場、森林、庭園などでしばしば発見されており、子どもたちがそれを見つけて遊んでしまうケースもある」と述べています。