
映画『クレオパトラ』でエリザベス・テイラーが演じたように、古代エジプトの人々は天然の素材だけを使ったしわ防止クリームを作り上げていました。
ナイル河畔で暮らした女性たちは、数千年の時を経てもなお、その類まれなる美しさと、身体をケアする卓越した技術によって歴史に名を刻んでいます。当時の女性たちの間で大人気だったというしわ防止クリームのレシピを、ご紹介しましょう。
知識の源はパピルス
古代エジプトのコスメティクスに関する知識を今に伝える最大の情報源はパピルスです。そこからは、顔や体の健康と美しさを保つための特徴、配合、秘伝などを読み取ることができます。今回取り上げるしわ防止クリームのレシピも、あるパピルスに記されていたものです。
材料はたった4つの天然素材
蜜蝋(みつろう)、乳香(フランキンセンス)、オリーブオイルを混ぜ合わせ、そこへひとつまみの新鮮な牛乳を加えます。すべて身近にある天然素材でできているのが印象的です。
使い方はシンプル
古代エジプトの女性たちは、この栄養豊富で肌を修復し、鎮静させる働きを持つクリームを顔や首に塗り広げ、肌に吸収されるまでの間、そのまま置いておきました。仕上げに余分なクリームを拭き取ると、肌はまるで生まれ変わったかのように滑らかになったといいます。
本当に効果はあったのか?
一見するとごくシンプルな美容習慣ですが、どうやら効果は十分にあったようです。現代に伝わる壁画や浮き彫りには、ほっそりとした曲線美あふれる体づくりだけでなく、輝くような完璧な肌を持つエジプト人たちが描かれています。
この手軽なしわ防止クリームのおかげでもあったのでしょうか。4000年以上前の知恵が、現代のスキンケアの原点であることを感じずにはいられません。