歴史物語

「大学」という言葉の由来――ラテン語universitasからボローニャ大学まで

「大学」という言葉の由来――ラテン語universitasからボローニャ大学まで

イタリア最古の大学とされるボローニャ大学の紋章

ラテン語「ウニウェルシタス」が意味していたもの

古代において、ラテン語の「ウニウェルシタス(universitas)」は、同じ活動や同じ関心によって結ばれた人々の集まり、すなわち組合(ギルド)を指す言葉でした。その目的は非常に明確で、構成員を守ることにありました。

つまり当時の「ウニウェルシタス」は、法人(コーポレーション)と実質的に同じものだったのです。商人や職人が自らの権利と利益を守るために結成した組合と、学者たちの集団は、法的な性格としてはほぼ同じ存在でした。

現代の大学へとつながる理念

今日私たちが理解するような大学は、文化や知識に関心を持つすべての人々を一つの場に集めたい、という意図のもとに生まれました。教師と学生がひとつの共同体を形成し、学問を守り、伝えていく――この理念こそが、中世の学者たちの組合を近代的な大学へと発展させていったのです。

イタリア最古の大学はボローニャ大学

イタリアにおける最古の大学の座はボローニャ大学が占めています。その創設は中世中期、正確には1088年にさかのぼるとされています。

ボローニャ大学は西洋世界で最も古い大学の一つとして知られ、「アルマ・マーテル・ストゥディオルム(Alma Mater Studiorum/学びの母)」という愛称でも呼ばれています。法学を中心とした学問の中心地として栄え、その伝統は900年以上にわたって受け継がれてきました。