歴史物語

イワン雷帝の宮廷で催された1557年のクリスマス晩餐会――豪華絢爛なメニューの全貌

1557年のクリスマス晩餐会――記憶に残る豪華な饗宴

イワン雷帝の宮廷で催された1557年のクリスマス晩餐会――豪華絢爛なメニューの全貌

16世紀のロシア、1557年のクリスマス。ツァーリ・イワン雷帝の宮廷で催されたクリスマスディナーは、その豪華絢その豪華絢爛な趣向と驚異的なメニューにより、後世まで語り継がれる宴となりました。

権力者夫妻がこよなく愛した宴会

当時、ロシアの権力を握っていたのはツァーリのイワン雷帝です。彼はアナスタシヤ・ザハリーナと結婚しており、夫妻はともにレセプションや祝宴を開催することを何よりも好んでいました。

その祝賀の日、招かれた1700人以上の賓客は、包み込むような壮麗な雰囲気の中に心地よく浸りながら、あまりの豪華さにただ驚嘆するほかなかったといいます。

目を奪うテーブルセッティング

テーブルには金の皿、精緻に装飾された食器、半貴石で彩られた水差し、そして紅玉髄(カーネリアン)製のゴブレットがずらりと並べられました。まさに目の保養となる光景でしたが、味覚を満足させるための用意もまた、決しておろそかにはされていませんでした。

驚きに満ちた料理の数々

料理の品数もさることながら、多くの料理の複雑さと独創性には目を見張るものがありました。

具体例を挙げてみましょう。ニョッキ、スープ、キャビア、チーズ、ロースト肉といった定番の料理に加え、ゲストはさらに手の込んだ一品を味わうことができました。たとえば香辛料で味付けされたコウノトリや、砂糖のみで作り上げられた都市の精巧なレプリカなどがそれです。

宴の途中には、なんとミニチュアのクレムリンまでテーブルに登場したそうです。

もちろん、この宮廷でのクリスマスディナーを忘れることができた人は、一人としていなかったでしょう。