洗濯機はいつ誕生した?

上の写真に写っているのは、19世紀に作られた初期の洗濯機です。現在私たちが使っている洗濯機の原型となるもので、基本的には木製の機械であり、ハンドル型のクランクを回して洗濯物を洗う仕組みになっていました。
木製クランク式というシンプルな仕組み
この原始的な装置の操作方法は非常にシンプルでしたが、「ほぼ毎日続く重労働」とされていた洗濯から女性たちの負担を大きく軽減するという、大きな功績を持っていました。
具体的な使い方は以下の通りです。
- まず、かごのような木製の内槽(うちそう)を用意します。
- 次に、それよりひと回り大きな木製の外槽に石鹸水を張り、その中に内槽を沈めます。
- 外側のクランクを回すと内槽が水中で回転し、衣類がもみ洗いされていきます。
ローラー絞り器の登場
ほどなくして、さらなる改良が加えられました。それがローラー絞り器です。洗い上がった衣類を2本のローラーの間に挟んで引き出すことで水気を絞る仕組みで、これまで手作業で行っていた「絞り」の工程を格段にラクにしました。
電力の普及まで、洗濯機はすべて手動だった
このように、電気が家庭に普及するまで、洗濯機は人力で動かす完全な手動式でした。20世紀初頭に電動式洗濯機が登場すると、洗濯は飛躍的に省力化され、世界中の家庭生活を大きく変えることになったのです。
あわせて知っておきたい洗濯機の歴史
- 18世紀後半:ヨーロッパやアメリカで初期の洗濯機の特許が出願され始める
- 1851年:アメリカのジェームズ・キングが、手動式のドラム型洗濯機の特許を取得
- 1908年:世界初の実用的な電動式洗濯機「ソー(Thor)」がアメリカで登場
さらに詳しく知りたい方へ:イタリアのメディアIL POSTによる「洗濯機の歴史」特集記事がおすすめです。
参考リンク:Breve storia della lavatrice – IL POST