1957年から1963年にかけてアメリカで放送され、多くの視聴者に愛されたホームコメディ『ザ・リアル・マッコイズ(The Real McCoys)』。農場を舞台に描かれるマッコイ一家の姿は、今なお語り草となっています。番組終了後、出演者たちはそれぞれ異なる道を歩みました。ここでは、主要キャストのその後の人生と活躍をご紹介します。
1. ウォルター・ブレナン(アモス・マッコイ爺さん役)
アカデミー賞助演男優賞を3度受賞するなど、出演当時からすでにハリウッドを代表する名脇役だったブレナン。番組終了後も映画とテレビの両方で精力的に演技を続け、西部劇を中心に数々の作品で存在感を発揮しました。1974年に亡くなるまで、その名声は色褪せることがありませんでした。
2. リチャード・クレンナ(ルーク・マッコイ役)
長男ルークを演じたクレンナは、番組終了後もテレビと映画の両分野で第一線に立ち続けました。『砲艦サンパブロ』(1966年)、『暗くなるまで待って』(1967年)、『ランボー』シリーズなど、幅広いジャンルの有名作品に出演しています。2003年に亡くなりました。
3. キャスリーン・ノーラン(ケイト・マッコイ役)
ケイト役のノーランは、テレビを中心にキャリアを積み、『ヘイゼル』『ファミリー・アフェア』『サンフランシスコ捜査線』といった人気シリーズに繰り返しゲスト出演しました。さらに全米映画俳優組合(SAG)の会長を務めるなど、俳優業にとどまらず業界全体にも大きな影響を与えた人物です。
4. リディア・リード(ビリー=グラニー役)
子役として一家の末っ子を演じたリードは、番組の終了とともに俳優業を引退。その後はハリウッドでキャスティングディレクターとして裏方に回り、複数の作品づくりに関わったと伝えられています。
5. アンディ・クライド(パピーことグッドローおじさん役)
サイレント映画時代から長く活躍してきたベテラン喜劇役者のクライドは、番組終了後も1960年代まで映画やテレビに多数出演し、衰えぬコメディセンスを披露しました。1967年に亡くなっています。
6. トニー・マルティネス(ペピーノ・ガルシア役)
マッコイ家の手伝い青年ペピーノを演じたマルティネスは、その後も俳優活動を続け、『史上最大の作戦』(1962年)、『ビバ・マリア!』(1965年)などの映画に出演。『アンタッチャブル』『夢の少女ジェニー』などのテレビシリーズにもゲスト出演しました。2008年に亡くなっています。
7. マイケル・ウィンクルマン(ジェリー・マッコイ役)
次男ジェリー役の子役だったウィンクルマンは、1960年代を中心にテレビや映画に出演しましたが、成長後は芸能界を離れて一般の道へ進みました。1999年に亡くなっています。
8. マッジ・ブレイク(リリーおばさん役)
ブレイクは番組終了後も『ドナ・リード・ショー』『アンディ・グリフィス・ショー』『ペチコート・ジャンクション』など数多くのテレビ作品に出演。特に実写版『バットマン』のハリエットおばさん役は広く知られています。1969年に亡くなりました。
まとめ
『リアル・マッコイズ』のキャストたちは、番組終了後もそれぞれの道で才能を発揮し、テレビ史に残る記憶に残る名演を刻みました。オスカー受賞者の大御所から、裏方へ転身した者、業界のリーダーとなった者まで、その歩みは多彩です。彼らの功績は、今なお多くのクラシックテレビファンの心に生き続けています。