エルナン・コルテスの船の一等航海士は誰だったのか?
アステカ帝国の征服者として知られるスペインのコンキスタドール、エルナン・コルテス。彼がメキシコ遠征へ向かった際、船団には経験豊富な航海士たちが乗り組んでいました。
フアン・デ・エスカランテ
コルテスが一等航海士として船に同乗させたと伝えられているのが、フアン・デ・エスカランテです。彼はコルテスの側近として深く信頼され、後にベラクルス近郊での戦闘で命を落とした将校としても知られています。
操舵手アントン・デ・アラミノス
もう一人、忘れてならないのが熟練の航海長(パイロット)であるアントン・デ・アラミノスです。彼はかつてクリストファー・コロンブスの第4次航海にも参加した経歴を持つ優れた航海技術者で、メキシコ湾流の存在を見出したことでも知られています。
「一等航海士」はどちらだったのか?
この二人については、たとえば『エルナン・コルテス第二の手紙』などの記録に言及が見られます。しかし、当時の史料からは、厳密な意味でどちらが「一等航海士」に相当するのかを断定することはできません。大航海時代の船内における役職の区分は現代とは異なり、曖昧だったことが一因と考えられます。