アメリカ西部探検の歴史に名を刻む「ルイス・クラーク遠征隊」を率いたのは、メリウェザー・ルイス(Meriwether Lewis)とウィリアム・クラーク(William Clark)という2人のアメリカ陸軍士官です。
2人の隊長プロフィール
メリウェザー・ルイス
ルイスは1774年生まれで、当時の大統領トーマス・ジェファーソンの私設秘書を務めていた人物です。ジェファーソンから絶大な信頼を受けており、遠征隊の総指揮官に任命されました。
ウィリアム・クラーク
クラークは1770年生まれで、軍人としての経験が豊富な士官でした。地図作成や部隊管理に優れた才能を持ち、ルイスの相棒として共同隊長を務めました。2人は以前からの友人であり、見事な信頼関係で遠征を成功へと導きました。
遠征の背景と目的
1803年、アメリカはフランスから広大な「ルイジアナ買収」を行い、国土を大きく拡大しました。ジェファーソン大統領はこの新たな西部地域の実態を調べるため、ミシシッピ川以西から太平洋岸に至る探検計画を立案しました。
こうして1804年から1806年にかけて、「発見隊(Corps of Discovery)」と呼ばれる遠征隊が組織されました。ルイスとクラークは約40名の隊員を率いてセントルイスを出発し、ミズーリ川をさかのぼり、ロッキー山脈を越えてついに太平洋に到達しました。
遠征が残したもの
この遠征により、西部の地理・動植物・先住民族に関する膨大な記録がもたらされ、後のアメリカ西部開拓の基礎となりました。先住民の女性サカガウィアが通訳兼ガイドとして加わったことでも有名です。ルイスとクラークの2人のリーダーシップは、アメリカ史上最も成功した探検の一つとして今も語り継がれています。