歴史物語

ソニー・カポネとは?犯罪王アル・カポネの息子として生きた男の生涯

フランク・ジョセフ・カポネ(Frank Joseph Capone、1918年10月18日~2004年11月6日)は、「ソニー・カポネ(Sonny Capone)」の通称で知られるアメリカのギャングです。彼は、1920年代の禁酒法時代にシカゴを舞台に暗躍した伝説的な犯罪王アル・カポネの息子として生まれました。

生い立ちと家族背景

ソニー・カポネは、イリノイ州シカゴで父アル・カポネと母メイ・コフリン(Mae Coughlin)の間に生まれました。父のアル・カポネは、禁酒法時代に「シカゴ・アウトフィット」と呼ばれる犯罪組織を率いた悪名高いギャングであり、叔父のラルフ・カポネも同じ組織の一員として名を連ねるなど、彼は文字通りギャングの家系に育ちました。

裕福な家庭環境の中で私立学校に通って育ちましたが、少年期から青年期にかけては奔放で向こう見ずな性格が目立ち、たびたび法に触れるトラブルを起こしていたといわれています。

初の逮捕と従軍経験

1939年、暴行傷害の容疑で逮捕され、6か月間の刑務所生活を送りました。出所後は皿洗いやボーイなど、職を転々としながら日々を過ごします。

その後、1940年代初頭にはアメリカ陸軍に徴兵され、第二次世界大戦では太平洋戦線に従軍。戦闘における功績が認められ、ブロンズスター勲章を受章しました。

戦後の人生と組織犯罪との関わり

終戦後はシカゴへ戻り、セールスマンやバーテンダーとして働いていましたが、一方で組織犯罪との関わりも深まり、シカゴ・アウトフィットの関係者たちと交流を持つようになったとされています。

1950年代には賭博などの罪で幾度となく逮捕され、最終的には恐喝罪で懲役2年の判決を受けました。

晩年の足跡

出所後もシカゴに留まり、不動産仲介業や不動産開発の仕事に携わるようになります。また、父アル・カポネについて綴った著書の執筆も行いました。

2004年11月6日、心臓発作のためこの世を去りました。享年86歳でした。

まとめ

ソニー・カポネの人生は、巨大な父の影響を受けながらも、逮捕や従軍、獄中生活といった波乱に満ちたものでした。犯罪王の息子として生まれながら、晩年は不動産業に身を置き、父についての本を残すなど、複雑な足跡を刻んだ人物だといえるでしょう。