「動揺(アップセット)」の意外な語源
英語の「upset(動揺)」という言葉の起源は、古英語の「upsettan」にさかのぼります。この言葉は「転覆させる」「ひっくり返す」という意味を持っていました。
もともとは物理的な動作を表す言葉だった
当初、「upsettan」は物を倒したり、上下逆さまにしたりするといった物理的な行為を描写するために使われていました。例えば、物をひっくり返してしまうような場面を表す言葉だったのです。
感情を表す言葉へと意味が変化
時代が経つにつれ、「upset」の意味は物理的な動作にとどまらず、感情の状態や精神的な動揺をも含むように拡張されていきました。
現代英語における「upset」
現代の英語では、「upset」は苦痛、苛立ち、怒りなどの感情や、それらを引き起こす状況を指す言葉として広く使われています。ちなみに、スポーツで強豪が格下に敗れることを「番狂わせ(upset)」と呼ぶのは、「転覆させる」という本来の意味が今も残っている好例だと言えるでしょう。