歴史物語

ウィリアム・ウィルバーフォースには子供がいた?妻バーバラとの間に生まれた6人の子供たち

イギリスの政治家ウィリアム・ウィルバーフォース(1759年~1833年)といえば、イギリスにおける奴隷貿易廃止運動を主導した人物として広く知られています。では、私生活ではどのような家庭を築いていたのでしょうか。結論から述べると、ウィルバーフォースには子供がいました。妻バーバラ・スプーナーとの間に、4人の息子と2人の娘、合わせて6人の子供に恵まれたのです。

バーバラ・スプーナーとの結婚

ウィルバーフォースがバーバラ・スプーナーと出会ったのは1797年のことです。彼は彼女に瞬く間に心を奪われ、出会いからわずか数週間でプロポーズしたと言われています。二人は同年5月に結婚し、その後およそ9年の間に6人の子供を授かりました。多忙な政治活動の合間にも、ウィルバーフォースは家族との時間を大切にしていたことで知られています。

ウィルバーフォースの6人の子供たち

  • ウィリアム(1798年~1879年):長男。
  • バーバラ(1800年生まれ):長女。
  • エリザベス(1801年生まれ):次女。
  • ロバート・アイザック(1802年~1857年):聖職者となり、ヨークシャー州イースト・ライディングの助祭長(アーチディーコン)を務めました。
  • サミュエル(1805年~1873年):聖職者となり、オックスフォード主教を経てウィンチェスター主教に就任。当時を代表する著名な聖職者の一人でした。
  • ヘンリー・ウィリアム(1807年~1873年):聖職者となりましたが、後にローマ・カトリック教会へ改宗し、カトリック系の著述家として活動しました。

子供たちが歩んだ道

ウィルバーフォースの息子たちのうち、少なくとも3人は聖職者の道を選びました。中でも三男のサミュエルは最も有名で、「ソーピー・サム」というあだ名で親しまれながら、ヴィクトリア朝イングランドを代表する聖職者として大きな影響力を持ちました。また、ロバートとヘンリーは晩年にカトリックへ改宗しており、信仰をめぐる一家の歩みは実に多彩なものでした。

奴隷貿易廃止という歴史的な偉業を成し遂げたウィルバーフォースにとって、バーバラとの結婚と6人の子供たちに囲まれた家庭生活は、人生におけるもう一つの大きな喜びだったと言えるでしょう。