「古代エジプトを代表する二人の人物、ツタンカーメン王とクレオパトラは実際に出会ったことがあるのだろうか?」——この疑問に対する答えは明確です。結論から言えば、二人が会うことは決してありませんでした。
なぜ二人は出会えなかったのか
その理由は、二人の生きた時代が大きく異なるためです。それぞれの生涯を見てみましょう。
ツタンカーメン王とは
ツタンカーメンは古代エジプト第18王朝に君臨したファラオで、およそ紀元前1341年から紀元前1323年にかけて生きた人物です。若くして亡くなったものの、ほぼ無傷で発見された黄金の墓によって、現代で最も有名なファラオとなりました。
クレオパトラとは
一方、クレオパトラはマケドニア系ギリシャ人の女王であり、プトレマイオス朝の最後のファラオとしてエジプトを統治しました。彼女の生涯は紀元前69年から紀元前30年に及びます。
1200年を超える時間の壁
二人の生きた時代を比べると、1200年以上もの隔たりがあることが分かります。つまり、クレオパトラが生まれた頃には、ツタンカーメンはすでに千年以上も前の過去の存在だったのです。
興味深いことに、クレオパトラの時代においても、ツタンカーメンはすでに忘れられた古代の王となっていました。彼が世界的に有名になったのは、1922年にイギリスの考古学者ハワード・カーターがその墓を発見してからのことです。
まとめ
ツタンカーメンとクレオパトラは、ともに「エジプトの支配者」という共通点を持ちながら、1200年以上離れた時代を生きたため、出会うことは物理的に不可能でした。この事実は、エジプト文明がいかに長い歴史を持っていたかを物語る好例と言えるでしょう。