ハラッパ文明(インダス文明)において巨大な浴場(大浴場)が発見された遺跡は、モヘンジョダロです。
モヘンジョダロとは
モヘンジョダロは、現在のパキスタン・シンド州に位置するインダス文明最大級の都市遺跡です。紀元前2500年頃に繁栄し、碁盤目状に計画された街路や高度な排水システムを備えた先進的な都市として知られています。
大浴場の特徴
モヘンジョダロで発見された「大浴場」は、衛城(要塞化された高台)と呼ばれる区域にあります。主な特徴は以下の通りです。
- 約12メートル×7メートルの長方形の水槽で、深さは約2.4メートル
- 焼成レンガと石膏モルタルに加え、天然アスファルトによる防水加工が施されている
- 階段を使って浴槽に出入りできる構造
- 周囲には回廊付きの中庭が広がり、付属の小部屋が配置されている
- 井戸から給水し、排水溝で水を排出する仕組みを備えている
大浴場の用途
この大浴場は単なる入浴施設ではなく、宗教的な儀式や浄めの沐浴に使われたと考えられています。水はインダス文明において特別な意味を持っていたとされ、儀式的な沐浴を行うための公共施設だったという説が有力です。
世界遺産としての価値
モヘンジョダロは1980年にユネスコの世界文化遺産に登録されました。大浴場は、インダス文明の高度な建築技術と都市計画、そして水に対する信仰を今に伝える貴重な遺構となっています。
まとめ
ハラッパ文明の巨大な浴場が見つかったのはモヘンジョダロです。学校の試験や一般教養クイズでも頻出の重要ポイントなので、しっかり覚えておきましょう。