最新のヴェーダはどれ?
答え:アタルヴァ・ヴェーダ(Atharvaveda)
古代インドの聖典「ヴェーダ」には4つの種類がありますが、その中で最も新しく成立したのがアタルヴァ・ヴェーダです。
4つのヴェーダと成立の順序
ヴェーダはインド最古の宗教文献群であり、以下の4つから構成されています。
- リグ・ヴェーダ(Rigveda) — 最古の賛歌集。神々への讃歌を中心とする。
- サーマ・ヴェーダ(Samaveda) — 祭祀で歌われるための旋律付き賛歌集。
- ヤジュル・ヴェーダ(Yajurveda) — 祭式で用いられる祈り文・祭詞集。
- アタルヴァ・ヴェーダ(Atharvaveda) — 4つの中で最後に編纂された最新のヴェーダ。
なぜアタルヴァ・ヴェーダが「最新」なのか
リグ・ヴェーダ、サーマ・ヴェーダ、ヤジュル・ヴェーダの3つが主に神々への賛歌や祭祀の手順を扱うのに対し、アタルヴァ・ヴェーダには呪術、治病、結婚、葬送など民衆の日常生活に密着した詠唱が数多く収められています。こうした性格から、他の3つのヴェーダよりも後の時代(およそ紀元前1000年頃以降)に成立したと考えられており、「最新のヴェーダ」とされます。
アタルヴァ・ヴェーダの特徴
- 全20巻(カーンダ)、約760の讃歌で構成されている。
- 病気の治療法や薬草に関する記述が多く、インド伝統医学「アーユルヴェーダ」の源流の一つとされる。
- 名称は伝説的な司祭者「アタルヴァン」に由来すると言われている。
- 他の3つのヴェーダと並び、ヒンドゥー教の重要な聖典として位置づけられている。
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