1945年8月、第二次世界大戦中に日本に投下された2つの原子爆弾には、それぞれ「リトルボーイ(Little Boy)」と「ファットマン(Fat Man)」というコードネームが付けられていました。この記事では、両者の特徴や違いについてわかりやすく解説します。
リトルボーイ(Little Boy)
リトルボーイは、1945年8月6日に広島市へ投下された原子爆弾のコードネームです。濃縮ウラン235を使用した銃型(ガンバレル型)の核兵器で、爆発威力はTNT火薬換算でおよそ15キロトン(13〜18キロトンと推定)とされています。B-29爆撃機「エノラ・ゲイ」によって投下され、広島の街に壊滅的な被害をもたらしました。
ファットマン(Fat Man)
ファットマンは、1945年8月9日に長崎市へ投下された原子爆弾のコードネームです。プルトニウム239を使用した爆縮型(インプロージョン型)の核兵器で、爆発威力はTNT火薬換算で約21キロトンでした。こちらもB-29爆撃機「ボックスカー」によって投下されています。
2つの原爆の歴史的意義
この2度の原爆投下を受け、日本は同年8月15日にポツダム宣言を受諾し、第二次世界大戦は終結を迎えました。リトルボーイとファットマンがもたらした惨禍は、核兵器の持つ圧倒的な破壊力と非人間性を世界に示すこととなり、戦後の核軍縮・核不拡散に関する国際的な議論の出発点となりました。広島と長崎の経験は、今日まで核兵器廃絶を訴える声の原動力であり続けています。