インドにおいて最も古い時期に定住した人々は、インダス文明と呼ばれる高度な都市文明を築き、インダス川流域を中心に暮らしていました。
インダス文明とは?
インダス文明は、およそ紀元前2500年から紀元前1900年にかけて繁栄した古代文明です。「インダス」という名称は、この文明が発展したインダス川の流域(インダス谷)に由来しています。現在の地理では、パキスタンから北西インド一帯に広がっていました。
高度な都市文化の担い手たち
インダス文明の人々は、ハラッパーやモヘンジョダロといった大規模な計画都市を建設したことで知られています。直交する街路、優れた排水システム、レンガ造りの住宅など、当時としては驚くほど先進的な都市技術を持っていた点が大きな特徴です。
文明衰退の謎
紀元前1900年頃になると、気候変動や河川の流路変更などの影響により、インダス文明は次第に衰えていったと考えられています。文字の解読がまだ完了していないため、多くの部分が謎に包まれたままですが、インド亜大陸における最初の偉大な文明として、後の歴史に多大な影響を残しました。