蒋介石と毛沢東は、恒久的に「団結」していたわけではありません。両者は中国国民党と中国共産党という対立する陣営をそれぞれ率い、中国の主導権をめぐって長年激しく争った歴史上のライバルでした。
蒋介石は中国国民党(国民政府)の指導者として、毛沢東は中国共産党の指導者として各勢力を率い、1927年から1949年まで続いた国共内戦で正面から対立しました。この内戦は毛沢東率いる共産党軍の勝利に終わり、1949年10月1日の中華人民共和国成立へとつながりました。敗れた蒋介石と国民党勢力は台湾へ移り、ここに両岸分断の構図が形成されました。
一時的な合作は存在した
ただし、両者が一切協力しなかったわけではありません。1920年代には軍閥打倒を目的とした第一次国共合作が、また日中戦争(抗日戦争)期には日本に対抗するため第二次国共合作が結ばれています。しかしこれらはあくまで一時的な同盟であり、イデオロギーや国家のあり方をめぐる根本的な対立は解消されないままでした。
まとめ
蒋介石と毛沢東は「団結した指導者」ではなく、中国の覇権をめぐって争った対立関係にある指導者です。両者の対立は、現代中国の成立や今日の台湾海峡情勢を理解するうえで欠かせない重要な歴史といえます。