北米の歴史

イギリスの原子力発電所は何基?運転状況と設備容量をわかりやすく解説

イギリス(グレートブリテン)では、2021年時点でおよそ15基の原子炉が運転されており、合計の設備容量は約10.5ギガワット(GW)に達していました。原子力はイギリスの低炭素電力供給を支える重要な柱の一つとなっています。

イギリス国内の主な原子力発電所

当時運転されていた主な発電所は以下の通りです。

  • ハートルプール発電所(イングランド北東部)
  • ヘイシャム第1・第2発電所(イングランド北西部)
  • サイズウェルB発電所(イングランド東部)
  • ダンジネスB発電所(イングランド南東部)
  • ハンタストンB発電所(スコットランド西部)
  • トーネス発電所(スコットランド東部)
  • ヒンクリー・ポイントB発電所(イングランド南西部)

老朽化により進む閉鎖・廃炉

イギリスの原子力発電所の多くは、1970年代から80年代にかけて建設された改良型ガス冷却炉(AGR)であり、すでに長年の運用実績を重ねています。このため、安全性審査や経済性の観点から、相次いで運転終了・廃炉の時期を迎えています。実際に、ハンタストンBやヒンクリー・ポイントBなどはその後、運転を終了しています。

今後の展望:新建設と次世代技術

一方で、イングランド南西部サマセット州では、次世代の加圧水型炉を採用した大型発電所「ヒンクリー・ポイントC」の建設が進められています。完成すれば約3.2GWの発電能力を持ち、イギリス国内電力需要の約7%を賄うことが期待されています。また、小型モジュール炉(SMR)など、より柔軟で建設コストを抑えられる新技術への投資も政府レベルで検討されています。

最新情報の確認が大切

原子力発電所の運転状況は、安全審査の結果や設備の老朽化、経済的な判断によって常に変化します。この記事で紹介した数字は2021年時点のものであり、現在の状況とは異なる可能性がある点にご注意ください。正確な最新情報については、英国政府、事業者であるEDFエナジー、または世界原子力協会(WNA)などの信頼できる情報源を確認することをおすすめします。