植民地時代のニューヨークの人口はどのくらいだった?
植民地時代のニューヨークは、北米植民地の中でも最も人口増加が著しい地域の一つでした。17世紀初頭、最初のヨーロッパ人入植者が到着した頃の人口は約1万人と推定されています。その後、移民の流入と交易の発展に伴って人口は順調に伸び続け、18世紀半ばには10万人を超えるまでに成長しました。
オランダからイギリスへ――植民地としての出発
ニューヨークの歴史は、1620年代にオランダ人が建設した「ニュー・アムステルダム」から始まります。当初はハドソン川流域を中心とした小規模な交易拠点でしたが、毛皮交易を軸に着実に発展しました。1664年にイギリスが支配権を握ると「ニューヨーク」と改名され、以降はヨーロッパ各地からの移民やアフリカから連れてこられた人々を受け入れ、多様な民族で構成される植民地へと成長していきます。
人口の大半は南部に集中
植民地時代のニューヨークの人口は、植民地の南部、とりわけニューヨーク市(当時のマンハッタン)周辺に集中していました。ハドソン川の河口という恵まれた立地を生かした港湾都市として栄え、18世紀後半にはフィラデルフィアに次ぐ北米第2の都市となり、市の人口は約2万5000人に達したと記録されています。
このように、植民地時代のニューヨークは約150年の間に人口を10倍以上に拡大させた、急速な成長を遂げた植民地でした。独立戦争前夜には、商業・港湾の中心地として北米経済において重要な役割を担うようになっていきます。