20世紀初頭に始まった「大移動(Great Migration)」の時代、多くのアフリカ系アメリカ人は南部の農村部から、より良い雇用機会と生活を求めて都市部へと移り住みました。テキサス州においても、農村地域から大都市への人口集中が進み、現在でも州内の主要都市は黒人コミュニティの中心地となっています。以下は、アフリカ系アメリカ人が特に多く移住・定住してきたテキサス州の主要都市です。
ヒューストン(Houston)
テキサス州最大の都市であるヒューストンは、州内で最もアフリカ系アメリカ人の人口が多い都市の一つです。石油産業や港湾関連の仕事を求めて多くの人々が移住し、サードワード(Third Ward)などの歴史的な黒人コミュニティが形成されました。
ダラス(Dallas)
ダラスには、サウスダラスを中心とした大規模なアフリカ系アメリカ人コミュニティがあります。鉄道網や商業の発展とともに、雇用機会を求める移住者がこの地域に集まり、独自の文化と経済基盤を築いてきました。
フォートワース(Fort Worth)
「カウタウンの街」として知られるフォートワースにも、鉄道や食肉加工産業で働くために移住したアフリカ系アメリカ人の深い歴史があります。かつて賑わった歴史的なビジネス街区も今なお残されています。
サンアントニオ(San Antonio)
軍事基地が集中するサンアントニオでは、軍関係の仕事をきっかけに定住するアフリカ系アメリカ人が多く見られます。イーストサイドは、長い歴史を持つ黒人コミュニティとして知られています。
オースティン(Austin)
州都オースティンにも、東側地区を中心に長い歴史を誇るアフリカ系アメリカ人コミュニティがあります。音楽や文化の分野での貢献は大きく、市の歴史に欠かせない存在となっています。
これらの都市は、大移動期のみならず現代においても、テキサス州内の他地域や他州からアフリカ系アメリカ人が移り住む主要な目的地であり続けています。