1865年12月に批准されたアメリカ合衆国憲法修正第13条は、アメリカ本国およびその領土における奴隷制を正式に廃止しました。では、南北戦争(内戦)が終結した時点で、実際に何人の奴隷が存在し、解放されたのでしょうか。
約400万人の奴隷が解放された
1860年の国勢調査によると、当時アメリカ国内には約395万人、すなわちおよそ400万人の奴隷が存在していました。彼らの大多数は南部諸州の綿花やタバコのプランテーションなどで、過酷な無償労働を強いられていました。
奴隷制廃止までの道のり
1863年1月、リンカーン大統領は「奴隷解放宣言」を発布し、南部連合側の諸州にいる奴隷を自由と宣言しました。しかしこれは戦時中の軍事的措置であり、全国規模で奴隷制を法的に終わらせるものではありませんでした。
南北戦争が終結した後の1865年12月6日、憲法修正第13条が正式に批准され、「奴隷制および不本意な隷属」がアメリカ全土とその領土で禁止されました。これにより、約400万人の元奴隷が初めて法的な自由を手にすることとなりました。
まとめ
南北戦争終結時点でアメリカにいた奴隷は約400万人とされており、彼らは憲法修正第13条の批准によってすべて自由の身となりました。ただし、その後も人種差別や経済的不格差は長く残り、真の平等への道のりはさらに続いていくことになります。