北米の歴史

アメリカ南北戦争で最も血なまぐさい戦いは?ゲティスバーグの戦いを解説

南北戦争最大の激戦「ゲティスバーガーの戦い」とは

アメリカ南北戦争(1861年~1865年)における最も血なまぐさい戦いとして知られているのが、ゲティスバーガーの戦いです。この戦いは1863年7月1日から3日間にわたり、ペンシルベニア州の小さな町ゲティスバーガーおよびその周辺地域で行われました。

北軍(合衆国軍)と南軍(アメリカ連合国軍)が激突したこの戦いでは、死者・負傷者・行方不明者を合わせて51,000人以上という甚大な犠牲が出ました。初日の戦闘だけで7,000人以上が命を落としており、これは当時のアメリカ史上、単一日としては最悪の死者数でした。

戦争の転換点となった3日間

ロバート・E・リー将軍率いる南軍北バージニア軍と、ジョージ・ミード将軍指揮下の北軍ポトマック軍が対峙したこの戦いは、南北戦争全体の帰趨を左右する重要な局面でした。3日目に行われた「ピケットの突撃」は南軍に壊滅的な打撃を与え、これ以降、南軍が北部へ本格的な攻勢に出ることはありませんでした。

リンカーンの有名な演説にも残る戦い

同年11月には、エイブラハム・リンカーン大統領が戦場跡で献呈式の演説を行いました。「人民の、人民による、人民のための政治」という一節で知られるゲティスバーガー演説は、この戦いの意義を後世に伝え、アメリカの歴史に深く刻まれることとなりました。