まず確認しておきたい2つの誤り
ご質問の内容について、正確を期すために訂正しておくべき点が2つあります。
第一に、1939年に始まったのは第一次世界大戦ではなく第二次世界大戦です。第一次世界大戦は1914年から1918年にかけて戦われたものであり、両者はしばしば混同されますが、まったく別の歴史的事件です。
第二に、「南北アメリカ大陸のさまざまなグループ」という表現についてです。アメリカ大陸は通常、北アメリカ、中央アメリカ、南アメリカに分けられます。おそらくお尋ねになりたいのは、大陸全体ではなく、アメリカ合衆国内におけるさまざまな勢力の反応ではないでしょうか。
第二次世界大戦開戦時のアメリカ国内の反応
1939年9月、ナチス・ドイツによるポーランド侵攻をきっかけに第二次世界大戦が勃発した際、アメリカ合衆国の世論は大きく二つの勢力に分かれていました。
介入派と孤立主義派の対立
一方には、ファシズムの拡大を食い止めるためにただちに参戦すべきだと主張する「介入派」の人々や団体が存在しました。他方で、ヨーロッパの戦争に再び巻き込まれることを避け、中立を堅持すべきだと考える「孤立主義派」も依然として強い影響力を持っていました。孤立主義的な考え方は、第一次世界大戦への参戦経験から生まれた厭戦感や、大恐慌の辛い記憶に深く根ざしていたのです。
時間とともに変化した世論
しかしながら、戦争が拡大するにつれ、一般市民の感情も徐々に変化していきました。1940年のフランス陥落やイギリス本土航空戦(バトル・オブ・ブリテン)といった出来事を経て、アメリカ自身の利益と民主主義を守るためには、何らかの形での介入が不可欠だという認識が広まっていきました。
こうした世論の変化は、武器貸与法(レンドリース法)の成立などを通じて具体化し、最終的には1941年の真珠湾攻撃とそれに続くアメリカの正式な参戦へとつながっていったのです。