国連創設の背景
国際連合(国連)は、第二次世界大戦の惨禍を二度と繰り返さないという強い願いのもとに生まれた国際組織です。その前身である国際連盟は、第一次世界大戦後の恒久平和を目指して設立されましたが、大国の離脱や集団安全保障機能の弱さから、新たな世界大戦の勃発を防ぐことができませんでした。
1945年のサンフランシスコ会議
1945年4月から6月にかけて、アメリカ合衆国のサンフランシスコで「国際連合憲章」を採択するための会議が開催されました。このサンフランシスコ会議には50か国が参加し、同年6月26日に国連憲章が調印されました。そして1945年10月24日、憲章の発効とともに国際連合は正式に発足しました。
国連創設を主導したのはアメリカ
国連設立の中心的な推進者となったのはアメリカ合衆国です。フランクリン・ルーズベルト大統領は、国際連盟に代わる新たな国際機構の構想を早くから提唱しており、「国際連合」という名称自体も彼によるものとされています。さらに、イギリスのウィンストン・チャーチル首相やソ連のヨシフ・スターリン書記長といった連合国の指導者たちも、モスクワ宣言(1943年)、ダンバートン・オークス会議(1944年)、ヤルタ会談(1945年)などを通じて、国連の基本的な枠組みづくりに関与しました。
まとめ
国連は、無力だった国際連盟の教訓を踏まえ、1945年のサンフランシスコ会議を通じて誕生しました。その設立を最も強く主導したのはアメリカであり、連合国主要国とともに、戦後の国際平和維持体制の基礎を築いたのです。