北米の歴史

アイルランド共和国成立時、北アイルランドの6州はどうなったのか?

アイルランド共和国の成立と北アイルランドの帰属

1922年、アイルランド自由国(現在のアイルランド共和国の前身)が成立した際、北アイルランドを構成する6つの州は、イギリス(グレートブリテンおよび北アイルランド連合王国)の一部として残ることになりました。この結果は、いくつかの重要な要因によって決定されました。

北アイルランドがイギリスに残った理由

宗教的な人口構成

当時の北アイルランドでは、プロテスタントが人口の多数派を占めていました。彼らの多くは、イギリスとの強い結びつきを重視するユニオニスト(連合主義者)であり、アイルランドの独立から離脱してイギリスに留まることを支持していました。

住民の意思

北アイルランドの住民は、新たに成立するアイルランド共和国に参加するのではなく、イギリスの一部であり続けることを望む意向を明確に示していました。この民意こそが、北アイルランドの帰属を決める上で最も重要な要素となったのです。

その後の歴史への影響

この分断は、その後のアイルランド島の歴史に深い影響を及ぼし続けました。20世紀後半には北アイルランド紛争(トラブルズ)と呼ばれる深刻な対立が発生するなど、帰属をめぐる緊張は長年にわたって続くこととなりました。