北米の歴史

アメリカ大恐慌の引き金となった出来事とは?1929年の株価大暴落を解説

大恐慌の始まりは「1929年10月の株価大暴落」

アメリカにおける大恐慌(グレート・デプレッション)の始まりとして、一般に広く認識されている出来事が、1929年10月に発生した株価大暴落です。

特に、1929年10月29日(火曜日)に起きた株式市場の崩壊は「暗黒の火曜日(Black Tuesday)」と呼ばれ、この日を境にアメリカ経済は深刻な不況へと突入しました。この大恐慌はその後およそ10年間にわたって続き、世界経済にも甚大な影響を及ぼしたとされています。

暗黒の火曜日までの経緯

実は、10月29日の大暴落以前にも市場は動揺を見せていました。同年10月24日(木曜日)には、パニック的な売り注文が殺到し、株価が急落する「暗黒の木曜日(Black Thursday)」が発生していました。大手銀行が買い支えに入ったことで一時的に沈静化しましたが、投資家の不安は拭い去れず、翌週の火曜日に再び歴史的な大暴落が起こったのです。

大恐慌がもたらした影響

株価暴落をきっかけに、銀行の連鎖倒産、企業の大量倒産、失業者の急増などが発生し、アメリカ経済は壊滅的な打撃を受けました。失業率は最終的に25%近くに達したとも言われており、この危機は1930年代を通じて続きました。

こうした背景から、1929年10月29日の「暗黒の火曜日」は、アメリカ大恐慌の起点となる出来事として、今日でも歴史の教科書や経済学の分野で広く言及され続けています。