北米の歴史

1785年土地条例は西部の公有地をどのように区分したのか?

問題

1785年土地条例(The Land Ordinance of 1785)は、西部の公有地を _________ に分割しました。

  • a) セクション(区画)
  • b) 州
  • c) 郡
  • d) タウンシップ(町区)

正解

d) タウンシップ(township)

解説:矩形測量方式の仕組み

1785年に制定された土地条例は、北西準州(Northwest Territory)の公有地を整理・販売するため、画期的な矩形測量方式(rectangular survey system)を確立しました。この制度では、土地がまず「タウンシップ」と呼ばれる単位に区分され、さらにその中が「セクション」へと細分化されます。

  • タウンシップ: 一辺6マイル(約9.7km)の正方形で、合計36のセクションで構成されます。
  • セクション: 一辺1マイル(約1.6km)の正方形で、面積は640エーカー(約259ヘクタール)です。

この制度の目的と歴史的意義

この格子状の区画システムは、独立直後のアメリカ政府が西部の広大な土地を効率的に測量し、入植者や投資家に公平かつ秩序立てて販売するために考案されました。また、各区画の中で特定のセクションを公立学校の運営資金のために保留するなど、教育振興との結びつきも大きな特徴です。

この測量方式は現在でも中西部を中心とした広い地域の道路網や農地の区割りに痕跡を残しており、アメリカの国土開発史における最も重要な制度の一つとされています。