中世における四旬節の期間
中世ヨーロッパでは、四旬節(Lent)は通常、灰の水曜日(Ash Wednesday)に始まり、聖土曜日(Holy Saturday)、すなわち復活祭(イースター)の日曜日の前日に終わるとされていました。
四旬節の始まりは「復活祭の40日前」
四旬節の開始日は、常に復活祭の日曜日の40日前と定められていました。この「40日」という数字は、イエス・キリストが荒野で40日間断食したことに由来すると言われています。
灰の水曜日とは
灰の水曜日は四旬節の初日であり、信者の額に灰で十字を描く儀式が行われることで知られています。この灰には、前年の枝の主日(パーム・サンデー)に使用された棕櫚の葉を焼いたものが用いられました。
聖土曜日まで続く厳格な断食
中世の人々にとって、四旬節は肉や乳製品などを控える厳格な断食の時期でした。この期間は復活祭の前日である聖土曜日まで続き、翌日の復活祭をもって断食が解かれ、人々は喜びをもって祝宴を迎えたのです。