北米の歴史

ハイウェイマンはいつ活動していた?騎馬強盗の歴史と黄金時代

ハイウェイマン(Highwayman)は、歴史上さまざまな時期に活動していましたが、この言葉は主に17世紀から18世紀のイングランドと深く結びつけられています。

ハイウェイマンとはどんな存在だったのか

ハイウェイマンとは、街道や幹線道路で旅人を襲った騎馬強盗のことです。当時の道路事情は悪く、夜間の移動は特に危険であり、彼らにとって絶好の狩り場となっていました。

文学作品や民間伝承の中でもたびたび描かれるように、ハイウェイマンは優れた馬術を武器に、馬上の旅人や馬車を素早く襲撃しました。彼らは被害者から金銭や宝石などの貴重品を奪い、抵抗される場合には暴力に訴えることさえありました。一方で、「礼儀正しい強盗」というロマンチックなイメージも後世に広まり、多くの物語や歌の題材となっています。

黄金期はアン女王の治世

イングランドにおけるハイウェイマンの黄金期は、アン女王の治世(1702年〜1714年)に訪れたとされています。この時代、都市間を結ぶ交通量が増加し、現金を携行して移動する商人や旅行者が多かったため、強盗たちにとって格好の標的となりました。

なぜハイウェイマンは姿を消したのか

18世紀後半になると、以下のような変化によりハイウェイマンは次第に衰退していきました。

  • 有料道路の整備による道路状況の改善と交通量の増加
  • 騎馬パトロールの導入による取り締まりの強化
  • 銀行や小切手の普及により、大金を現金で持ち運ぶ必要性が低下

こうした社会の変化により、19世紀初頭までにハイウェイマンはほぼ姿を消しましたが、今なおイギリスの歴史と伝承を語るうえで欠かせない存在として記憶されています。